ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

診療時間
9:00~12:00 / / /
14:30~17:00 / / /

★:土曜午後は14:30~16:30
休診日:水曜・日曜・祝日

〒921-8033
石川県金沢市寺町1-6-38

tel. 076-241-2250
金沢市寺町・川原けんこう歯科
  • 地図
  • メニュー
  • アーカイブ

  • カテゴリー

骨粗しょう症のお薬飲んでいませんか?

歯科衛生士の大下です。

皆さんは『骨粗しょう症』という病気はご存じですか?

この病気は骨密度が低下し骨折しやすい状態を指します。

 

骨密度は男女ともに30代をピークに低下するのですが、特に女性は閉経後に更に骨密度が低下し、60代頃から骨折しやすい骨密度の値へと変化していきます。

 

この骨粗しょう症の治療薬としては大きく分けて4タイプあり、

・骨が壊れるのを抑えるためのもの

・骨がつくられるのを促すもの

・骨が壊れるのを抑える+骨がつくられるのを促すもの

・骨への栄養を補うもの

などが挙げられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも骨が壊れるのを抑える治療薬として使われるビスホスホネート製剤やデノスマブ製剤を使用している方は『顎骨壊死』を引き起こすことがあるので歯科では注意が必要です。

 

同様に多発性骨髄腫や悪性腫瘍などの治療薬も顎骨壊死のリスクがあると言われています。

 

これらの薬を使用しているからといって必ず『顎骨壊死』が起きるわけではありませんが、

お口の中は細菌の数が多いため、清潔に保たなければ虫歯や歯周病にもなりやすく、進行すると細菌感染が骨にまで及び、薬の影響もあって『顎骨壊死』を引き起こすと言われています。

 

またお口に合っていない入れ歯によって持続的な傷ができると、その傷によって骨が露出しやすくなったり、皮膚と違って歯肉は薄いので骨が露出しやすいと言われています。

 

『顎骨壊死』をおさえるためには

・虫歯や歯周病、根の先の病変などの治療をきちんと受けて感染源を減らす

・合っていない入れ歯は調整してもらう

・ご自身のお口にあったセルフケア法を歯科で教えてもらったり毎日のケアを丁寧に行う

・定期的に歯科でクリーニングを受けたり、問題がないかチェックしてもらう

などといったことが大切になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また『顎骨壊死』は確率的には低いのですが、抜歯などの外科処置が引き金となって発症するとも言われています。

骨粗しょう症のお薬を使用している方は顎骨壊死を起こさないよう治療薬の情報を歯科できちんと伝えるということも大切になってきます。

 

現在、川原けんこう歯科ではお薬を服用している方にお薬手帳の持参をお願いしていますが、注射薬や点滴の情報までは記載されていない場合もあるので、骨粗しょう症の治療をしている方でこれらのお薬を使用している方はお申し出ください。

 

寒い季節になってきましたが体調管理に気を付けながらお口の健康も保っていきましょう。

(2023年nico 9月号参照)

女性の口腔内の変化

女性の口腔内の変化

こんにちは歯科衛生士の大原です。

11月も後半に入り冬の気配を感じるようになってきましたね。

今年は秋があっという間に終わってしまったような気がします。

先日、川原けんこう歯科医院は少し早めの忘年会を行いました。今年は天狗中田本店さんですき焼きを頂きました。美味しい食事と、一年間一緒に頑張ってきたみんなと楽しい会話ができ、とてもいい時間を過ごせました。

年齢の幅はあっても壁を感じることなく過ごせる、とてもいい雰囲気の川原けんこう歯科医院だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は加齢によって起こる女性の口腔内の変化と歯周病との関係についてお話させて頂きます。40代以降の患者様から『最近口臭がきになる』『以前とは違う口腔内の変化を感じる』などとお聞きすることがあります。お口の中もきれいに清掃されていて、歯周病や虫歯の問題もないのに、口の中の不快感や臭いが気になる・・・原因は加齢に伴う唾液の減少が関係しているかもしれません。

 

 

女性は40代半ごろからエストロゲンという女性ホルモンが減少してきます。

エストロゲンが減少すると自立神経のバランスが乱れやすく、交感神経の働きが強くなり、唾液の分泌が減少します。唾液には自浄作用があるので、減少することで口臭につながってしまいます。更年期に入るまで気にならなかった口の臭いが急に気になりだすのは、女性ホルモンの減少による口腔内の変化かもしれません。

 

そして閉経後はエストロゲンの減少によって炎症性サイトカインという物質が多く産生されるため、歯周病を発症しやすくなります。これを更年期性歯肉炎といいます。女性はライフステージによってホルモンバランスの変化が訪れることから歯周病になりやすいとも言われています。

歯周病のリスクが上がる時期や年代では歯科でのメインテナンスが特に必要になります。

 

 

 

女性ホルモンは体内でのみ生産される物質で食事から吸収することはできませんが、女性ホルモンに似た作用をする成分を含む食材があります。これらの食材をバランスよく摂取し、女性ホルモンを整えることにつながる食生活を心がけるようにしましょう。

・大豆食品 

大豆イソフラボンはエストロゲンの働きをサポート作用があります

・亜鉛、鉄分を含む食材

亜鉛は女性ホルモンを作り出す力をサポートし、鉄分はミネラルを体中に届けるサポートをしてくれます

・タンパク質を含む食材

女性ホルモンのもとにもなるコレステロールを補うことができます

・栄養バランスの取れた食事

女性ホルモンを整える食品ばかり食べるのではなく、栄養バランスを意識しましょう

 

 

更年期に起こる可能性がある口腔内の変化を事前に知っておくことで早めに対処し悪化を防ぐことができます。そして歯周病の予防のため普段からのホームケアと歯科医院でのメインテナンスの継続が大切です。

フッ化物洗口でむし歯予防

こんにちは。受付の武内です。

日足はすっかり短くなり、秋風の冷たさを感じる季節となりました🍂

秋といえば、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋ともいいますが、

食事を楽しむためにはやはり歯の健康が大切となりますよね🦷✨

そこで今回は、むし歯予防についての耳よりな情報を皆様にお届けしたいと思います!

 

皆さんフッ化物洗口はご存知でしょうか?

約50年前から全国的に広く行われているむし歯予防方法です。

最もむし歯になりやすい年中から中学卒業まで、継続的に毎日洗口を行うことで、40~60%のむし歯予防効果を期待できます。

もちろん大人のむし歯にも予防効果があります。

 

フッ化物洗口の安全性について

フッ素はありとあらゆる食品や海水等に含まれており、カラダの健康を保つのに必要な必須微量元素です。

なかでも食塩やお茶、魚介類に多く含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで現在、金沢市歯科医師会の取り組みで令和5年10/2~12/28日の期間中、

当院でもうがいでむし歯予防ができるフッ化物洗口セットを指定の歯科医院にて数量限定で処方(無料)させていただいております。

当院でも処方(無料)可能です◎

 

洗口セット処方の対象     

  • 金沢市民(年齢不問)であること
  • ブクブクうがいができること
  • 後日、アンケートにご協力いただけること

※以下の3つの条件を満たす方となりますのでご注意ください‼

 

セットの内容

フッ化物洗口剤(粉末)、専用ボトル、手引きとなっております。

 

洗口セット無料処方の流れ

①事前に当院へセットの在庫の有無と、説明の予約をお電話または直接ご来院時にて確認する

②ご予約日に来院し、説明と処方を受ける

③ご自宅にて、フッ化物洗口を実施

④実施終了後アンケートに記入、送付

 

(金沢市歯科医師会 資料より一部抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指定の歯科医院で説明を受けたうえで、処方(無料)を受けることができます。※20分程お時間を頂戴します。

そのため、必ず事前にお電話または直接ご予約のうえご来院ください。

数量限定ですので、期間中でもなくなり次第終了となります。希望の方お早めにご連絡していただくことをお勧めいたします🙇

 

 

また、洗口セットを使い切った後は、当院でも洗口液をご購入して頂くことが可能です。

今回処方(無料)させていただいているのは水に溶かして使用する粉末タイプですが、当院では液状タイプの商品となります。

以前にも一度ご紹介させていただきましたが、『フッ化ナトリウム洗口液0.1%』という商品です。こちらは液状タイプのため簡単に調製できます。

毎日の洗口に適したフッ素濃度450ppmが配合されてます。

さわやかなシトラスベルガモット香味で、刺激を抑えたマイルドな使用感です🍃

継続的に洗口を行うことが大切となります!よろしければこちらもお試しください☺✨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ライオン歯科材株式会社HPより一部抜粋)

 

 

洗口セットや商品についてわからない点などございましたら、スタッフまでお気軽にご相談ください♪

歯科デビューはいつ?

こんにちは衛生士の山本です。

秋らしい日が続き、日中と朝晩の冷え込みの差が激しく服装の調整もむずかしいですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

お子さまをむし歯にはさせたくないけど「いつ歯科デビューをさせたらいいの」と悩まれてはいませんか。

今回は歯科デビューのタイミングについてお話させていただきます。

 

各自治体では1歳半健診の時に歯科検診がおこなわれますのでそのタイミングが歯科(歯を診てもらう)デビューになるお子さんも多いかもしれません。

歯科デビューの時期については決まりはないのですが、おとなと同じように早めにかかりつけの歯医者さんを見つけることは大切だと思います。

タイミングとしてこの時期までには一度お考え頂けたらと思うおすすめの時期をお話しします。

 

Point1

歯が生え始めてきたタイミング

歯が生えてくる時期は個人差がありますが、だいたい6~8ヶ月に下の前歯が生えはじめます。

はじめのうちは糖分の摂取もすくないので0歳から1歳前後で虫歯がみつかることはほとんどありません。

この時期に来ていただくメリットは、まだ自我があまりない頃のため歯科の匂いや音、雰囲気やお口の中を触られることにはやく慣れることができます。

 

この時期来ていただいてもお子さまメインで、歯のおそうじを何があってもやる!ということを重要視しません。

お子さまに合わせてお口の中を触れる練習からしていきます。

それよりも親御さんにはこの時期にぜひ知っていただきたい仕上げのポイントや食事・お菓子の種類・時間など「これからむし歯にさせない」、「お口を健康に保つ」大切なお話しをさせて頂けたらと思います。

お子さまが歯を大切にするために定期的に通うのが歯医者さんということが自然と伝わるといいと思います。

 

Point2

1歳半頃(歯の本数が増えてきたタイミング)

この頃になると前歯が生え揃い、奥歯が生えはじめます。母乳やミルクから食事中心になり食べものの種類も幅広くなっていきます。

奥歯は特にむし歯になりやすく乳歯はおとなの歯と比べてとても柔らかくもろいためむし歯になるとあっという間に進行します。

おやつ=お菓子と考え、すでに市販のジュースや甘いお菓子を与えている場合はこのころからすでにむし歯ができはじめている可能性もありますので摂取されているおお子さまは早めに行かれることをおすすめします。

甘味は本能的に好む味なので欲しがるからと味覚の安定していない3歳までに砂糖の多いものを覚えさせると甘いものが大好きなこどもに育ってしまいます。一度覚えた「甘さ」をガマンさせることはとってもむずかしいです!

お子さまは自分で管理することができません。痛い思いをさせない様この時期はおとながしっかり管理してあげてください。

この頃になると自我やイヤイヤが強く口を開けてくれるか不安に思われる親御さんもおられるかとは思いますが歯の確認はすぐ終わりますし、あとは無理強いせず手や歯みがきでお口に触れる練習から行います。おこさまにはなによりいろんな体験を通して「痛いことしないところ」おくちをきれいにしてくれるところ」というイメージができることが目標だと思っています。

 

おすすめのタイミングをお伝えしましたが、0歳でも1歳でも「いった方がいいかな」と迷われたタイミングで来ていただければと思います。

当医院はお子さまがたのしく過ごせるようDVDを観ながらおこなったり、子育て中のスタッフも数名いますので泣いたり暴れたりしないか不安に思われている方も安心してください。

年齢関係なくお子さまのペースに合わせて診させて頂いてますのであまり気にしすぎずお越し頂ければと思います。

お待ちしています!

 

歯のメンテナンス

こんにちは。歯科衛生士の平戸です。

爽やかな秋日和が続いております。旅行のしやすい時期ですね、また秋の食べ物も美味しいですよね!

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

本日は、川原けんこう歯科医院での歯のメンテナンス内容についてです。

メンテナンスの時、歯石取り以外に歯科衛生士は何をしているのか?と思ったことはありませんか。

おおまかに4つに分けてお話していきます。

 

1)歯周検査

メンテナンスや歯石取りを始める前、歯肉をチクチクと触られますよね。

これは歯肉の状態を確認しています。歯周病の進行状態を評価するために必要な検査です。

直視できない歯肉の内側の炎症や歯石の有無、歯根の形態などを確認することができます。

歯周プローブという器具を歯周ポケットに挿入(プロービング)して、歯周ポケットの深さ(mm)や出血の有無などを調べます。

プロービングにより歯周ポケットがどの程度深くなっているか、歯周ポケットから出血や膿が出てこないかなどを調べます。

患者さんの歯肉の状態や口腔内の変化を確認するのに大事な検査となります。

 

2)サージテル

当院では歯のメンテナンス時や歯石や歯垢の除去を行う際、サージテルという拡大鏡を使用して行っております。

このサージテルを用いることにより、プラークの性質や付き具合、歯のクラック(歯の表面にある傷)、むし歯になりかかっているかどうかまでみえます。

患者さんの口腔内におけるミクロレベルの変化をいち早く察知できれば、歯や歯肉が今後どう変化していくのかを予測することもできるのです。

また、スケーラーの挿入角度、歯肉への侵襲具合など、細かい動きもハッキリ見えるので、

歯科衛生士にとっても効率よく、患者さんの口腔内を確実に把握して、的確かつ安全な処置を行うことができます。

当院の歯科衛生士は3倍のサージテルから使い始め、慣れてくると倍率をあげ10倍を使用しているスタッフもいます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3)エアフロー

次にメンテナンス時には患者さんに合わせてエアフローを使用します。

エアフローとは、歯面にグリシンパウダーを噴射しプラーク、バイオフィルム、ステインの除去を手早く効率的に行う機械になります。

これまで操作が難しかった部分、歯列不正、小窩裂溝などと届きにくい部位の操作が可能になります。

非接触なので歯や歯肉への痛みもほとんどなく患者さんへの負担も減り、歯面がツルツルになるのを実感いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4)TBI(ブラッシング指導)

正しい歯ブラシの持ち方、動かし方などを患者さんに合わせて指導します。

患者さんに合う歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの選び方の指導も行います。

そして、数ヵ月後に再受診して、きちんと改善されているか、正しい磨き方が維持されているかを確認します。

歯周病やむし歯を防ぐためにも患者さん自身の毎日のブラッシングはとても大事になってきます。

 

 

またTBI の他に食生活に関する質問を行い、小児でしたらむし歯になりにくいおやつの与え方やタイミング、

成人であれば間食の内容やむし歯になりにくい食生活の指導を行います。

むし歯になる原因を患者さんと一緒に考えます。

 

 

このように、当院では歯石取り以外にも患者さんに合わせたメンテナンスを行っております。

 

むし歯はどうしてできるの?

こんにちは。歯科衛生士の浦です。

皆さんは、なぜ虫歯になるかご存知ですか?「虫歯菌のせい」「歯磨きをしていないから」といったイメージは多くの人がお持ちですが、正確な原因についてご存知の人はそう多くありません。そこで今回は虫歯の原因についてお話していきます。

 

 

■虫歯が進行する原因

虫歯の原因は「ミュータンス菌」などの虫歯菌です。虫歯菌は誰の口の中にでも存在するものであり、食事によって入り込んだ糖分をエサとして「酸」を作り出します。

お口の中のPHは、普段はPH7に保たれています。しかし、食べ物がお口の中に入ると、すぐにPHは酸性に傾いていきPH5.5になると私達の歯は脱灰が始まります。脱灰とは、私達の歯の表面のエナメル質が溶け始めることです。この脱灰が繰り返されることにより、むし歯が発生します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、私達の口腔内には、たえまなく唾液が流れていて、唾液がお口の中を中性に戻しています。唾液は、30分ほどで酸性に傾いたお口の中を中和しはじめ、傷付いている歯の表面を修復するのですが、これを再石灰化と呼びます。

これは朝食や昼食を食べた時、間食で甘いおやつを食べた時やジュースを飲んだ時にも起こっており、だらだら食べをすることで歯が弱い状態が続くため、虫歯になりやすいお口の中になっていきます。予防するためには食後に歯磨きをしてお口の中を清潔に保ったり、食べる時間を決めたりすることが大事になります。

 

 

 

 

〇虫歯になりやすい食べ物

虫歯になりやすい食べ物は砂糖を含んでいる、歯にくっつきやすい、口に残りやすい、などの特徴があります。

具体的には、ガムキャラメルアメジュースチョコレートなどです。

これらを食べた後は、口がねばついているような感じがあったり、甘い感じがしばらく残ったり感じることがあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇むし歯になりにくい食べ物

虫歯になりにくい食べ物は、自然の甘み、噛み応えがある、食べかすが残りにくい特徴があります。

具体的には、果物サツマイモにぼしチーズ煎餅などです。体の栄養になるものが多いです。

フルーツバスケットのイラスト「カゴに盛られた果物」

 

 

 

むし歯の原因をなくさないと虫歯はどんどん増えていきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯の質 →フッ化物の使用(フッ素入りの歯磨剤、洗口液を使う)

時間   →生活習慣の改善(食べる時間を決める、だらだらたべしない)

糖分   →糖分摂取の改善(砂糖が入ったおやつやジュースをとりすぎない)

菌     →思考の除去(磨き残しを減らす)

 

 

 

1度にすべて改善することは難しいので1つずつ改善していき虫歯になりにくいお口の中を作っていきましょう。

 

当院では歯磨きの方法、甘い食べ物、虫歯の話などをお伝えしていますので不安だなと思われる方がいらっしゃいましたら一緒に改善していきましょう。

最新!フッ素配合歯磨き剤の使い方

歯科衛生士の平田です。

 

みなさんは歯磨きをするとき、歯磨き粉は使用していますか?

二大歯科疾患にはむし歯歯周病があり、どちらも歯磨きが大切になりますが、歯磨き時のポイントが少し異なります。

今回はむし歯予防に大切なフッ素配合歯磨き粉についてお話させていただきます。

 

フッ素のむし歯予防の役割

①歯質の強化

むし歯菌が酸を出しても溶けにくい歯をつくります

②再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促します

③細菌の酸産生の抑制

むし歯の原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます

 

効果を高める使い方

◇歯磨き粉をむし歯になりやすいところに届ける

eⅹ,奥歯の溝、歯と歯のあいだ、歯と歯ぐきの境目

 

◇推奨濃度のフッ素配合量を使用する

フッ素濃度によってむし歯予防効果が違ってくるため

 

◇適正な量を用いる

フッ素の有効濃度を保つため

 

年齢別推奨『使用量』と『濃度』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

より効果を出すために…

1日2回は歯磨きを。そのうち1回は就寝前に

・歯の表面に取り込まれたフッ素は、徐々に溶け出して少なくなってしまいます。そのため、1日1回の歯磨きよりも2回の方が歯の表面のフッ素量を維持することができます。

・就寝中は唾液が出にくくなり、フッ素を長時間お口にとどまらせることができるので、1日1回のうちの1回は、就寝前に行いましょう。

 

最初は奥歯など、むし歯リスクの高いところから

・歯磨き粉のフッ素濃度は、歯磨きをしているうちに唾液によって薄まっていきます。そのため、濃度の濃いフッ素を届けるためにむし歯になりやすい歯から磨きましょう。下の奥歯→上の奥歯の順で磨くとよいでしょう。

 

歯磨き後のすすぎは、少量の水で最小限に

・歯磨き後にたくさんすすいでしまうと、せっかく歯の表面に取り込まれたフッ素が流れ落ちてしまいます。

すすぎは少量の水で1回、歯磨き後30分は飲食を控えることでフッ素が長時間とどまり、むし歯予防に効果的です。

 

 

毎日のフッ素配合歯磨き粉の使用と、歯医者さんでのフッ素塗布とをあわせることで、よりむし歯の予防効果を高める事ができます。

 

当院でも3~4カ月に1回を目安にフッ素塗布を行っています。

定期的にかかりつけの歯医者さんでみてもらうことで、磨き残しやむし歯リスクの高いところの確認など、早い段階での予防が可能になります。大切な歯を守るために日頃のケアを大切にしていきましょう!!

熱中症と口腔

こんにちは。歯科衛生士の北川です。
連日暑い日が続き。各地で熱中症が心配されていますね。

 

学生の皆さんは夏休みに入り、外で遊ぶ時間も増えたのではないでしょうか?

 

 

今回は熱中症と口腔内についてお話したいと思います。

 

熱中症といえば、頭痛やめまい、倦怠感、吐き気をイメージしませんか?
熱中症はひどくなると汗が出にくくなります。
そして、お口の中では唾液が出にくくなります。

唾液には浄化作用、抗菌作用、緩衝作用、再石灰化作用があります。
唾液が少なくなると、虫歯や歯周病、口臭へとつながります。

 

①浄化作用・・・食べかすなどを洗い流し、初期の虫歯を防いでくれます。
唾液が少ないと食べたものが歯にくっつき、口の中に停滞するので、
虫歯の原因となります。
②抗菌作用・・・お口の中にはたくさんの常在菌がいますが、それらが増殖しないよう抑
え、そしてプラークの発生を抑える効果があります。
また、唾液に含まれる抗菌物質が、細菌が体の中に入ってくるのを防ぐ
効果や、お口の中を細菌がバランスよく保てるよう管理する効果もあります。
③緩衝作用・・・食事をしたあと、特に糖分や炭水化物を摂取した後、お口の中は酸性に
傾きます。この酸性の状態は、歯のエナメル質を溶かし、虫歯の原因と
なります。唾液にはその酸性に傾いたお口の中を中性に戻す作用があります。
④再石灰化作用・・・「再石灰化」とは虫歯菌などがつくった酸で溶かされた歯のエナメル
質表面の無機成分(ハイドロキシアパタイト)が、唾液などの働きで
再び歯の表面に形成される現象のことです。

 

これらから、熱中症対策だけでなく、お口の中のためにも水分補給はこまめにしてほしいです(^^)

 

・・・が、落とし穴もありますよ!!
スポーツドリンク、ジュースの飲み過ぎには注意です!!
こまめに水分をとるということは、お口の中の酸性になっている時間が増えるということ!
酸性の時間が増えるということは、虫歯のリスクが増えるということ!
当院でメンテナンスをうけてくださっている方(特にお子さん)はもう既に聞いたことがあるかと思います。
スポーツドリンクには砂糖がたくさん入っています。
スポーツドリンクだけを飲むのではなく、お水やお茶なども取り入れ、上手に熱中症対策をしましょう!

 

※カフェインが入っているものは利尿作用が働き、熱中症対策としては不向きなので、お茶でもノンカフェインの麦茶がおすすめです!

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、しっかり水分補給をして残りの夏を楽しみましょう♪

口臭予防をしてみませんか?

こんにちは 歯科衛生士の白藤です。

みなさんはご自身の口臭が気になったことはありませんか。
口臭は、朝起きたときやストレスがあるときなど、唾液が減るときに臭いがちです。
また口臭の大きな原因となる舌苔は胃腸の調子が悪いと増えやすくなります。
では、日ごろからどのような心がけをするとよいのでしょうか。

 

 

口臭予防をするには、普段から唾液を減らさない工夫をしたり、胃腸に負担をかけない生活を心がけることが重要です。

□唾液の役割とは?
唾液には様々な作用があり、からだにとって重要な役割を担っています。
食べ物の消化を助けたり、口の中の粘膜を保護したり、外から侵入する細菌などを撃退し感染から守るなどのほか、
お口のなかの汚れを洗い落とす洗浄・自浄作用があります。
そのため唾液の分泌量が減ってお口の中が乾くと、洗浄・自浄作用が低下してお口の中の細菌が増えるので、
洗浄・自浄作用が低下してお口の中の細菌が増えるので、口臭が出やすくなるのです。

 

★唾液を増やすには?
唾液は噛んだり、話したりすることで、唾液腺から分泌されます。長時間にわたり口を動かさないでいると
唾液が減ってしまいます。また唾液はストレスがあると減ってしまいます。
次のような対策で唾液の分泌を促進させましょう!
・食事は規則正しく、よく噛んで食べましょう。
・食事の時間が空くときはガムを噛むと唾液がでやすくなります。
・マッサージで唾液腺を刺激してみましょう。
・軽い運動をし、人と会話をしましょう。ストレスを解消し、唾液腺も刺激します。
・睡眠を十分にとり、疲れをためないようにしましょう。

 

1.耳下腺マッサージ
ほうに指をそろえ当て、後ろから前を円を描くようにする。

2,顎下腺マッサージ
顎の内側を耳の下から顎の先に向かって指先で押していく。

3,舌下線マッサージ

両方の親指をそろえて顎の下に当て、ゆっくりと押し上げる。

 

 

 

 

□胃腸の調子を整える
口臭の主な原因となる舌苔は、胃腸の病気などがあると増加します。暴飲暴食は控え、毎日3食規則正しく食べる、
消化の良いものをよく噛んで食べる、刺激物は控える、ストレスをためないなど、胃腸によい生活を心がけましょう。
腸内環境を整えるヨーグルトなどの乳酸菌やメカブなどの海藻類を積極的に摂って、体調を整えておきましょう。

 

 

□その他の予防方法

口臭が気になる場面では、ニンニク、アルコールまどのニオイの素となる飲食を避けましょう。
タバコを吸うと口の中に残るタールがニオイの素となるので、喫煙も避けましょう。
お茶などに含まれるポリフェノールは、口の中の細菌を洗浄し、ニオイ成分と結合して消臭する作用があります。
食事と食事の間の時間に、ポリフェノールが豊富な緑茶やウーロン茶などで一息入れれば、口の中も潤い
消臭効果も期待できるので一石二鳥です。
外出先で一時的にニオイを抑えたいときは、ミントタブレットなどの清凉菓子や口臭スプレーもおすすめです。

会話は人とひとをつなぐ大事なコミュニケーションです。ですが、口臭が気になり人と話すときに気にしてしまったり、
自分で気づかない間に、におっている可能性もあります。
口臭予防は口臭を防ぐだけでなく、お口の中のケアにも繋がっていきます。
マッサージなどで唾液もたくさん分泌させ、よりよい口腔内環境を目指しましょう。

ホワイトニング

こんにちは。歯科医師の掛村です。今回はホワイトニングについてお伝えしたいと思います。

マスクをとる機会が増え、ご自身の歯の色が気になる方が増えています。様々な歯を白くする商品がありますが、効果的に歯を白くしたいなら、歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。

歯科医院でのホワイトニングでは過酸化水素(または過酸化尿素)を配合した薬剤を使用します。この薬剤には歯を本来の色よりも白くする漂白効果がありますが、歯科以外では使用が認められていません。なので、市販で売られている歯を白くする製品は歯の本来の色を取り戻す着色除去がメインのものとなります。

 

【歯科医院でのホワイトニングの種類】

  • オフィスホワイトニング

歯茎をレジンで保護した後、歯面にホワイトニングの薬剤を塗布して特殊な光を照射。薬剤を反応させて歯を漂白します。反応が終わった薬剤は除去し、再び薬剤を塗布し光照射を行います。これを繰り返します。1~2回の施術で短期的に効果がでます。

※当院ではオフィスホワイトニングは行っておりません。

  • ホームホワイトニング

歯科医院にて患者様の歯並びに合わせたマウスピースを作成し、ご自宅で行っていただくホワイトニングです。マウスピースにジェル状の薬剤を塗布して、1日2時間、2週間装着していただきます。

  • ウォーキングブリーチ

歯をぶつけたなどの外傷による歯の変色や、重度のむし歯で神経を取った歯の変色に対しては外側からは白くできません。歯に穴をあけ、内側に薬剤を詰め、内部から漂白していきます。

 

【ホワイトニング期間中の注意事項】

・処置期間中および処置後24時間以内は色の濃い飲食物(コーヒー・カレー・赤ワイン等)、酸性飲食物(炭酸飲料やレモン等)の摂取および喫煙はお控えください。

・ホームホワイトニングの薬剤は使用後、冷蔵庫での保管をお願いします。

 

【よくあるご質問】

ホワイトニングは誰でも受けられる?

・無カタラーゼ症

・光線(紫外線)過敏症

・重度の呼吸器疾患

など、持病や体質によってはホワイトニングができない方もいらっしゃいます。

また、

・妊娠中、授乳中の女性

・若年者や小児

も避けた方が良いといわれています。

 

ホワイトニングで詰め物や被せ物も白くなる?

ホワイトニングは歯のみに作用するので、詰め物や被せ物は白くなりません。

 

ホワイトニング後歯がしみる?

 ホワイトニング後歯がしみる等の知覚過敏の症状一時的にでる場合がありますが、時間がたてば落ち着きますのでご安心ください。

 

ホワイトニングにご興味がありましたらぜひご相談ください!

 

(参考文献:nico 2023年4月号)

1 2 3 4 5 6 7 8