ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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金沢市寺町・川原けんこう歯科
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最新!フッ素配合歯磨き剤の使い方

歯科衛生士の平田です。

 

みなさんは歯磨きをするとき、歯磨き粉は使用していますか?

二大歯科疾患にはむし歯歯周病があり、どちらも歯磨きが大切になりますが、歯磨き時のポイントが少し異なります。

今回はむし歯予防に大切なフッ素配合歯磨き粉についてお話させていただきます。

 

フッ素のむし歯予防の役割

①歯質の強化

むし歯菌が酸を出しても溶けにくい歯をつくります

②再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促します

③細菌の酸産生の抑制

むし歯の原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます

 

効果を高める使い方

◇歯磨き粉をむし歯になりやすいところに届ける

eⅹ,奥歯の溝、歯と歯のあいだ、歯と歯ぐきの境目

 

◇推奨濃度のフッ素配合量を使用する

フッ素濃度によってむし歯予防効果が違ってくるため

 

◇適正な量を用いる

フッ素の有効濃度を保つため

 

年齢別推奨『使用量』と『濃度』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

より効果を出すために…

1日2回は歯磨きを。そのうち1回は就寝前に

・歯の表面に取り込まれたフッ素は、徐々に溶け出して少なくなってしまいます。そのため、1日1回の歯磨きよりも2回の方が歯の表面のフッ素量を維持することができます。

・就寝中は唾液が出にくくなり、フッ素を長時間お口にとどまらせることができるので、1日1回のうちの1回は、就寝前に行いましょう。

 

最初は奥歯など、むし歯リスクの高いところから

・歯磨き粉のフッ素濃度は、歯磨きをしているうちに唾液によって薄まっていきます。そのため、濃度の濃いフッ素を届けるためにむし歯になりやすい歯から磨きましょう。下の奥歯→上の奥歯の順で磨くとよいでしょう。

 

歯磨き後のすすぎは、少量の水で最小限に

・歯磨き後にたくさんすすいでしまうと、せっかく歯の表面に取り込まれたフッ素が流れ落ちてしまいます。

すすぎは少量の水で1回、歯磨き後30分は飲食を控えることでフッ素が長時間とどまり、むし歯予防に効果的です。

 

 

毎日のフッ素配合歯磨き粉の使用と、歯医者さんでのフッ素塗布とをあわせることで、よりむし歯の予防効果を高める事ができます。

 

当院でも3~4カ月に1回を目安にフッ素塗布を行っています。

定期的にかかりつけの歯医者さんでみてもらうことで、磨き残しやむし歯リスクの高いところの確認など、早い段階での予防が可能になります。大切な歯を守るために日頃のケアを大切にしていきましょう!!