ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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セルフケアの質を上げませんか?

歯科衛生士の大下です。

 

皆さんは歯の健康を保つため、お家でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方が必要であることはご存じですか?

 

歯科医院でのプロフェッショナルケアは患者さんの口腔内の状況に合わせて、通常数ヶ月~1年程度の間隔で行うことが多いため、歯の健康を維持するにはいかに適切な道具を使って磨き残しを減らしていくかという事が重要になってきます。

 

また、とある歯科の調査によると8割近くの人が1日2回以上歯磨きを行っているにも関わらず成人の8割に歯周病のなんらかの症状があることが報告されています。

 

つまり、多くの人が毎日歯を磨いていても磨き残しをしているという現実があります。

 

患者さんとお話ししていると

・歯ブラシのみの歯磨きしか行わない方

・気になる時もしくは気になる所のみ歯ブラシのほか補助用具(歯間ブラシやフロス)を使う方

・歯ブラシも補助用具も毎日使う方

の3パターンに分かれることが多いように感じます。

 

ちなみに歯ブラシだけだとプラーク(歯垢)の除去率は58%ほどといわれており、歯ブラシとフロスの併用で86%、歯ブラシと歯間ブラシの併用で95%にあがると言われています。

 

歯ブラシ以外にも道具を使うとなると面倒に感じたり、歯間ブラシやフロスを使うのは難しいと感じる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、これらを使いこなせるようになれば自分のお口の健康を保つための強みとなるので、ぜひ日常生活の一部に取り入れてもらえたらと思います。

 

私も歯科衛生士の専門学校に通うまではフロス自体知らず使ったこともなかったので、慣れるまでは練習が必要でしたが、慣れてしまった今ではフロスを使ったあとのお口の中の爽快感にやみつきになっています。

 

今回は皆さんの補助用具選びの参考になればとフロスと歯間ブラシの選び方や使い方についてお伝えしていきたいと思います。

 

まずフロスには糸だけのタイプホルダータイプのものとで2種類に分かれます。

 

フロスの中でもワックス付きのものは初めて使用する方やフロスを通すのが苦手な患者さんにおすすめです。

ワックスなしのものはプラーク除去効果がより高いと言われてるので慣れている方はこちらの使用がおすすめです。

 

ホルダータイプのものは糸だけのタイプが苦手な方におすすめです。

ホルダータイプにはF字型とY字型のタイプがあります。

F字型前歯に、Y字型奥歯に使うと使いやすいと言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはワックスのついた糸だけのタイプで試してみて、難しいようであればホルダータイプに変えていくのがよいかと思います。

 

フロスを使うときはノコギリを引くように少しずつ挿入し、隣接する歯の両面をフロスでかきあげるようにして汚れを落としましょう。

 

 

 

 

次に歯間ブラシについてですが、こちらは歯と歯の間に歯間ブラシが通る隙間がある方のみ使って頂くものになります。

 

歯間ブラシはブラシの形が3つのタイプに分かれます。

(上からストレート、テーパータイプ、バレルタイプ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯の隙間が小さい方はストレートタイプの形で十分ですが、歯の隙間が広い方はテーパータイプの形の方が挿入しやすいと言われています。

ただし、テーパータイプを使ってみてブラシの根元の毛先が引っかかり引きにくい場合はバレルタイプの形がおすすめです。

 

また、歯間ブラシは持ち手の形も様々です。

 

ストレートタイプは前歯部で使いやすく、奥歯に使うときはブラシの持ち手部分を折り曲げて使うと通しやすいです。

アングルタイプ(L字型)は奥歯に使いやすく、カーブタイプは前歯から奥歯まで広く使用できます。

 

 

(上からストレートタイプ、カーブタイプ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

持ち手の長さに関しては短い方が細かい動きができると言われていますが、短いものが持ちにくい場合は長めのものを選んでもらうと良いかと思います。

 

歯間ブラシは歯肉に対して水平に入れるのではなく、やや歯の先端に向けて挿入すると入れやすいです。

フロスと同様に隣接する歯の両面に沿わせるように動かし、表側だけでなく裏側からも通しましょう。

 

以上今回はフロスと歯間ブラシの選び方・使い方についてお話しましたが、特に歯間ブラシはご自身でのサイズ選びが難しいかと思います。

今まで自己流でなんとなくやってたけど、一度自分に合っているものを知りたい!という方や使い方がよく分からないから詳しく教えてほしい!という方はお気軽にご相談ください。歯ブラシだけでなく補助用具も使いこなして一緒に歯の健康を保ちましょう!!

 

2022年 デンタルハイジーン5月号 参照

歯ブラシコーディネートセミナー

皆さんこんにちは。歯科衛生士の大原です。

先日スタッフ全員で歯ブラシコーディネートセミナーを受講しました。

 

皆さんはメンテナンスの際に歯科衛生士から磨き残しを指摘された経験はありませんか?

しっかり磨いているつもりなのに歯医者に行くといつも注意される・・と感じた事がある方は多いのではないでしょうか?

 

私たち衛生士は皆さんの歯肉をできるだけ炎症のない状態にコントロールするためにプラークを取る方法ばかりについ目が向いてしまいます。どんな歯ブラシを使うか?はそれほど重要視していませんでした。

プラークが残って歯肉が赤く腫れ炎症を起こし、少し触ると出血してくる状態を確認すると、磨き残しがある場所や磨き方を伝えようと毛先の当て方や動かし方、圧などを患者様に説明します。患者様自身でプラークコントロールができるように磨き方を伝えようとしますが、上手く改善されないことも多く、毎回同じような説明を繰り返してしまう事もあります。

 

今回のセミナーでは歯ブラシの知識だけだはなく、患者様と衛生士の視点にギャップがあること、なぜそこにプラークが残ってしまうのかをブラッシングの技術的な問題だけではなく解剖学的な因子やプラークがつきやすい環境的因子を考えるという事から学びました。

『衛生士は方法論にこだわってしまいますが、患者様は自分にどんな歯ブラシが合っているかを知りたがっています・・』と講師の先生は仰っていました。

確かにもしも自分が患者様の立場なら、私にはどんな歯ブラシが合うのかを教えてほしいし、それを聞けるのは衛生士しかいないと思いました。

今回受講した歯ブラシコーディネートセミナーで今までの一般論のようなブラッシング指導ではなく、患者様一人ひとりの状況や口腔内、目的別に合った歯ブラシを選択して、その歯ブラシを使った磨き方を説明させて頂く!という観点を知ることができました。

患者様には歯ブラシが変わるだけでお口の中も変わるということをぜひ感じて頂きたいと思います。

 

先日患者様から『おすすめの電動歯ブラシはありますか?』という質問を受けたので、今回は代表的な3つの電動歯ブラシについてご紹介させて頂こうと思います。

 

音波振動歯ブラシ

・PHILIPS sonicare   ダイヤモンドクリーン

 

 

毎分31,000ストロークの高速振動で歯垢をたたき浮かせ、幅広い振動で歯垢を払い落とすと同時に、口の中の唾液の流れ「音波水流」を発生させます。口の中すみずみまで歯垢を優しく効果的に落とします。

 

こんな方にお勧め・・・

・多忙で時間がなくゆっくりと歯磨きをすることが難しい方

・歯磨きが面倒だと感じている方

・手用ブラシを上手く使いこなせない方

・べったりした歯垢がつきやすい方

 

 

 

 

・GC プリニアスマート 歯科専売品

 

パワーコントロール機能を搭載し、効果的にプラークを除去。横磨きの動きで歯肉を傷つけ

にくく、手磨きと同じ感覚でブラッシングできます。3つのモードにより、幅広い世代に

お使い頂けます。またプラークを効率良く落とすマルチフィットブラシ、細かい部分に優しくアプローチできる密集極細毛ブラシ、ポイントケア用のワンタフトブラシを標準で付属しているので、様々な口腔内に対応できます。

 

こんな方にお勧め

・口腔内にインプラントがある方

・部分磨きが必要な方

・矯正治療中の方

・ブラッシング圧の調整が難しい方

 

 

 

高速運動電動ブラシ

・ブラウンオーラルB PRO5000

 

独自の丸形回転、水には溶けにくい歯垢を歯茎の際まで物理的にこすり取ります。

歯茎に優しい設計。ブラシ圧が強いと、センサーが光ってお知らせ。ソフトなモードに

自動切換え。

選べる3つのモード。標準クリーンモードをはじめ、柔らかクリーン、ホワイトニングの3つのモードを搭載

 

こんな方にお勧め

・より高度なプラークコントロールを望む方

・かぶせ物、詰め物の多い方

・べったりしたプラークがつきやすい方

 

 

 

 

 

 

 

以上の3つの電動歯ブラシが代表的なものになりますが、選択のポイントは

ブラッシングの目的、患者様のニーズ、使用感、価格、禁忌省の有無などを考慮して頂く

必要があります。

電動歯ブラシも手用歯ブラシと同様に、患者様ご自身で選択するのは少し難しいと思います。

どれを選べばいいか分からないときは、担当の衛生士が患者様に合わせてご提案させて頂きますので、ぜひご相談下さい。

春のスタートに向けてお口のメンテナンスを受けませんか

こんにちは。歯科衛生士の山本です。

ポカポカ陽気も増え、だんだんと春の気配が感じられるようになりました。

卒業や新生活を迎える方も少なくないと思います。

 

みなさん最近お口のチェックやクリーニングはされましたか?

 

今のところ歯に何も症状がなくついつい足が遠のいてしまい、園や学校で春先には健診があるから引っかったタイミングでと思れわれる方も...

 

実は学校の「健」診と歯科での「検」診はおこなう目的がおおきく違うことを知っていますか?

 

 

学校などの健診は、生活を送る上でお口の中に異常があるかどうかを目で見てわかる範囲でおおまかに確認し、ふるいわけるスクリーニングという検査方法です。

限られた器具と設備や時間で一度に多くの人数を診るため、歯科で診てもらうほどこまかく確認することはむずかしいです。

本人や家族が気づいていない病気の可能性がある問題をみつけて受診をすすめたり、保健指導に役立てることが目的です。

学校でむし歯にチェックがあっても歯科で診ると実はその時お口の中に食べかすが残っていて黒くみえたのかも?なんてこともあれば大きなむし歯があり今みつかってよかった!という場合もあります。

 

歯科の検診は?

歯科医院での検診では、透けてみえたり黒いカゲになっているなどの見た目のちょっとした違いをあかるい照明と拡大鏡を使って目でみて、必要であればレントゲンを撮って調べることができるため問題があるかどうかの確かな診断ができます。

むし歯は進行状態によって削らずに済む場合があります。

かみ合わせや歯並びのチェック、とくにお子さんは生え変わりによってお口の中が次々変化するため、矯正にベストなタイミングの見極めもだいじです。

 

いちばん注意したいのが目でみてもわからないむし歯や歯ぐきの病気です。

隠れむし歯は歯と歯の間や奥歯にできやすく、進行がおおきくならないと痛みなどの症状がでることなくと外から見えず、なかで密かに進行してしまいます。

 

 

一見問題なさそうな歯も...

 

 

レントゲンを撮ると...

 

 

 

むし歯をとったら...

 

 

 

 

歯ぐきトラブルも症状によって原因はさまざまです。腫れ・出血・変色・できものがあっても痛みがでないことが多く気がつきにくいため注意が必要です。

いちばんのポイントは歯科では定期的にすみずみまでプロケアをおこないながら問題がないか確認でき、フッ素塗布をしたり、ひとりひとりに合った歯磨き指導や食生活や生活習慣のアドバイスを受けることでお口のトラブルを未然に防ぐ予防ができます!

メンテナンスを受ける間隔もひとりひとり違います。

年齢やむし歯のなりやすさ、歯周病の進み具合によって1、2か月でおすすめする場合もあれば1年でもとお話しする場合もあります。

毎回違う歯科医院で診てもらうのではなく、安心できるかかりつけの歯医者さんがあればお口のなかの小さな変化に気づいてもらいやすく気軽に相談もしやすいとおもいます。

忙しさや痛くないからと遠のいてしまいがちな方の歯科にかかるきっかけになる学校などの健診。お口のトラブル予防のために定期的に受ける検診どちらも違った意味でとても大切だなとおもいます。

きれいな歯でこの春気持ちよく新しいスタートを迎えませんか。

 

マウステーピングで花粉症予防

 

歯科衛生士の平戸です。

今回は簡単にできる健康法『マウステーピング』についてお話します。

 

春先になると、鼻の奥がむずむずし、くしゃみが出始め、

「ああ、また花粉症の季節がやってきたな」と気が重たくなる方も多いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻にはフィルターの役割があります。

鼻の中で空気の汚れや花粉、ウイルスを捕まえてくれ、冷たい空気を温めてくれます。

なので、外の空気は体に優しい状態になってから体の中に入ります。

 

ですが口呼吸をしているとウイルスや汚れをそのまま吸い込んでしまいます。

喉の奥が乾燥して慢性炎症が起き、花粉症やアレルギー性鼻炎が出やすくなります。

日本人の4割が花粉症を含むアレルギー性鼻炎を持っていると言われています。

 

また口呼吸を続けていると…

唾液が減り、口の中、特に前歯が乾きやすくなります。

唾液はむし歯から歯を守る大切な役割を果たしています。

少ないとむし歯のリスクが上がります。

 

そこで、寝ている時の口呼吸を鼻呼吸にする「マウステープ」がおすすめです。

マウステープを貼って寝るだけで花粉症や鼻炎が軽くなる効果があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口にマウステープを貼って寝るだけです。

包帯を巻くときのサージカルテープでも可能です。

マウステープやサージカルテープは薬局などで手に入ります。

 

花粉症が始まる前から毎日マウステープを使い、昼間も鼻呼吸を意識していただくことも大切です。

花粉症の方は1年中、口呼吸をしがちですので、季節に関係なくマウステープを使うことをおすすめします。

すると鼻の通りがよくなり、睡眠の質もよくなります。

 

マウステープは寝ている時のお口の乾燥を防ぐので歯の着色や歯石も少なくなります。

花粉症の改善だけでなく、歯医者さんに褒められるお口にもなれるのです。

 

 

マウステーピングの注意事項

・7歳以上を目安に自分でテープをはがせる人が利用してください。

・認知機能が落ちているかたは避けてください。

・口全体を覆わないでください。

・心配な方は、寝る前に口にテープを貼って過ごしてみてください。

 

 

あなたも口呼吸をしているかも?

チェックリストで自覚しよう!

□花粉症がある

□朝、喉が渇いている

□いびきが多い

□口内炎ができやすい

□歯に着色や歯石がつきやすい

□歯肉が腫れやすい

□口の中がネバネバする

□夜、トイレに起きる

□風をひきやすい

□唇が乾いている

1つでもチェックがついた人は、口呼吸をしている可能性があります。

 

 

【Nico 2023年1月号 参照】

歯ブラシの種類と選び方がわからない・・・

こんにちは。歯科衛生士の浦です。

 

 

みなさんは歯ブラシを選ぶ時にどれがいいのか迷ったことはありませんか?

 

 

歯ブラシにも様々な種類があるので悩んでしまうと思います。
自分の歯の状態に合った物を使うことがむし歯などを予防し、歯を綺麗に磨く近道になります。
そのため今日は歯ブラシについて説明していきます!

 

 

 

 

自分のお口に合う歯ブラシを選びましょう

磨き残しが多いとむし歯や歯周病のリスクも高くなるので、ただなんとなく選んだ歯ブラシを使うよりも、歯ブラシの特徴を理解して自分にピッタリの歯ブラシを選んでむし歯や歯周病のリスクから歯を守りましょう!

 

 

 

 

歯ブラシの種類
歯ブラシはヘッド、ネック、ハンドルの名称に分けられます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・毛先の形状
毛先にも様々な種類があります。
フラット毛は毛先が平らに揃っているため、歯の表面をしっかりみがくことができます。
虫歯を予防したい方におすすめ
ラウンド毛は一般的な歯ブラシで、フラット毛をラウンド加工し、角を落として丸みを持たせているため歯肉が傷つきにくく、歯の表面に多く触れるので汚れが落ちやすいです。
虫歯を予防したい方におすすめ
テーパー毛は先端に向かって細くなっており歯と歯の間や歯周ポケットに届きやすく、歯や歯茎への刺激が少ないのでやさしい磨き心地が好みの方におすすめです。
歯周病を予防したい方におすすめ

 

 

 

・毛先のかたさ
やわらかめ、ふつう、かために分けられます。
ふつうは、一般的なかたさで効率よく汚れを除去できます。歯肉の状態が健康なら、「ふつう」のハブラシを選ぶのをおすすめします。
やわらかめは、歯肉へのあたりがやさしいのが特長です。歯肉が敏感な人や歯肉から出血しやすい人におすすめです。ふつうのかたさに比べると汚れが落ちにくいためより丁寧に歯磨きをする必要があります。歯肉の出血などが改善したら「ふつう」のかたさのハブラシに変えていきましょう。
かためは汚れが落ちやすく、使用感が良いと「かため」を選ぶ人も多くいますが、力が強いと歯肉や歯を傷つけたりするので、注意が必要です。

 

 

川原けんこう歯科医院でも様々な歯ブラシがおいてありますので紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんのお口に合う歯ブラシはありましたか?
まずは歯ブラシを選択する前に自身のお口の中を知ることが大切です。
自分のお口の状態が分からない時は、歯科医師や歯科衛生士に相談していただくとお口に合った歯ブラシをおすすめすることができるので、ぜひご相談してください!

歯磨きで血がでることはありませんか?

こんにちは。歯科衛生士の吉野です。

今年も残す所あとわずかになりましたね。患者様や、近隣住民の皆様の温かいご支援により、今年一年も診療していく事ができました。ありがとうございました。

 

今年最後のブログテーマは歯肉(歯ぐき)の腫れについてです。

皆さんは歯を磨いている時に血が出たことはありませんか?

歯の周りの歯ぐきがぷっくりと赤く腫れたことはないですか?

実はこれらはほとんどが歯肉炎という病気です。

 

歯肉炎とは、歯ぐき(歯肉)に炎症が起きている状態です。歯肉炎が起きていると、

歯ぐきが赤く腫れ、歯ブラシなどのちょっとした刺激で傷つき、出血を起こします。

 

 

 

では歯肉炎はなぜ起きるのでしょうか?

 

主な原因はプラーク(歯垢・細菌のかたまり)によるものです。

プラークとは、歯垢とも呼ばれる飲食後に歯の表面についているネバっとした白い細菌のかたまりのことです。

そのプラークが歯と歯肉の間に溜まり、プラークが持つ毒素が歯肉に侵入すると、身体が毒素の侵入を防ごうとして炎症が起きます。これが歯肉炎の起こる原因です。

また、全身性の因子やホルモンバランスの乱れが原因による歯肉炎もあります。

妊娠中のホルモンバランスの乱れによる歯肉炎の悪化が代表例の一つです。

 

 

 

歯肉炎は歯周病の初期段階です!

歯肉炎と歯周病はつながっています。

歯周病は皆さんよく聞くワードだと思いますが、歯周病は簡単にいうと歯を支える骨が溶けていく病気です。成人の約8割が歯周病にかかっているとも言われています。

歯肉炎の段階ではしっかりとケアを行えば症状は落ち着いてきますが、放置しさらに進行してしまうと歯周病として歯を支える様々な組織にまで炎症が広がり、支える骨が溶け、最悪の場合歯を失ってしまうことにつながります。

歯肉炎の予防方法

歯肉炎の予防・改善には日々のケアが必要不可欠です。

歯磨きを徹底しましょう!

歯肉が腫れていたり、血が出るところが普段から磨き残しが残っている所です。

歯の裏側や歯並びにガタつきがある所、奥歯など磨きにくい場所の歯ブラシの当て方や強さ、角度などを工夫してみましょう。

また、歯ブラシだけでは取り切れない歯と歯の間汚れはフロスや歯間ブラシを使ってキレイにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科医院で適切なメンテナンスを

自分ではしっかりと磨いているつもりでも、磨き残しが残っている場合もあります。

メンテナンスでは患者様それぞれの磨き残しをしやすい場所の磨き方などもお伝えしています。

また、歯石になってしまった硬い汚れはセルフケアでは取り除くことはできません。

歯石は歯科医院で専用の機器を使って取り除くことができるので、なるべく放置せず歯科医院でのクリーニングを受けましょう。

 

ここまで歯肉炎についてお話してきましたが、歯ぐきの腫れには歯肉炎でない場合もありますので、異常を感じられた際は

お早目の受診をおすすめします。

お口に関して気になることがあればお気軽にご相談ください!

 

 

2023年もスタッフ一同、より一層精進して参りますので、来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

妊娠中に起こりやすいお口の変化について

歯科衛生士の大下です。当院の9月のブログ記事「妊娠中の歯科検診の大切さ」についての内容は皆さんご覧になられましたか?今日は妊娠中のお母さん向けにもう少し内容を掘り下げて「妊娠中に起こりやすいお口の変化」についてお話したいと思います。

 

皆さんは妊娠中に起こりやすいお口のトラブルについてどんな事を想像しますか?

 

実際に挙げられるものとして例えば、妊娠中はつわりが起こりやすいので、歯ブラシを入れただけでオエッとなりやすかったり、お口に胃酸が逆流して歯の表面が溶けやすくなるといわれています。

 

また食の好みが変わることで甘いものや酸っぱいものを好むようになる事や間食の回数も増える傾向にあるので虫歯のリスクが高くなるともいわれています。

 

そのほか、唾液が減りお口の中が乾きやすくなるので細菌の数が増えやすかったり

女性ホルモンが増えることで女性ホルモンを好む細菌の活動が活発になり歯肉が腫れたり出血しやすくなるともいわれています。

 

このような変化の中で今までと同じように健康なお口の状態を維持していくためには

妊婦さんの歯磨きのポイントとして、オエッとなりやすい方は普段より小さめの歯ブラシを選んでもらったり、下を向いて磨くことで嘔吐感が出にくくなるのでそのように磨いてみるのも一つかと思います。

また、酸味のある食べ物をよく口にする方は食後のうがいでリスクを減らすことができるともいわれています。

どうしても体調が悪いときは無理せず、できるときに丁寧に磨いてもらえれば大丈夫です。

 

妊娠中の方は市から歯科での妊婦検診の案内も届く時期ですので、普段から歯科に行っていなかった方はもちろん、普段から定期的に歯科に通っている方もこの機会に歯科に受診されることをお勧めします。

 

仮に歯科検診をきっかけに治療が必要になった場合、妊婦さんはレントゲンでの撮影や麻酔、処方される薬剤が“お腹の中の赤ちゃんに影響がないか?”という事を心配される方は多いのではと思います。

 

ですが、レントゲンは防護のエプロンをつけて撮影すれば年間の自然被ばく量(普通に生活をしてて受ける放射線の量)の1/100といわれていますので必要以上に心配する必要はありません。

 

麻酔については局所麻酔であればお腹の赤ちゃんへの危険性はほとんどないといわれています。(麻酔は帝王切開や無痛分娩に使われるものと同じものを使用しています)

 

薬剤についても鎮痛剤として処方するものは妊娠中でも比較的に安全に使用できるといわれているカロナール(アセトアミノフェンを必要最小限で処方しています)

 

実際に妊娠初期(0~15週)で治療が必要になった場合、この時期はつわりが起こりやすい時期なので痛みや炎症をひとまず止める応急処置にとどめておき、本格的な治療は安定期や産後にすすめていくのが良いかと思います。

 

妊娠中期(16~27週)に入ると徐々につわりも落ち着いてきますので、産後までの治療が待てない場合や産後の治療が難しい場合に外科処置を含む一般的な歯科治療を受けることができますので、このタイミングで歯科治療を済ませておくと安心かと思います。

 

妊娠後期(28~39週)に入ってくるとお腹も大きくなってくることで、仰向けの姿勢がツラくなってくる時期ですので体調にあわせた短時間の応急処置にとどめておくことが多いです。

 

治療が終わっても健康なお口の状態を維持することはとても大切ですので、産後は赤ちゃんと一緒に歯科検診に来ていただけたらと思っています。

当院では小さなお子さま連れのお母さんでも安心して通っていただけるよう努めています。

ご希望があれば子育て経験のあるスタッフがお子さんをお預かりすることも出来ますし、バウンサーもご用意していますので必要な場合はお気軽にお声かけください。

 

根面う蝕

こんにちは。衛生士の大原です。

少しずつ涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたね。

医院の横に大きな金木犀の木があるのですが、小ぶりでかわいいお花が咲き誇り毎日とてもいい香りがしています。診療室からも金木犀が見える場所があり、窓から風が入ると優しい香りがふんわり入ってきて、秋らしさを感じます。ぜひ患者様にも金木犀の香りを感じながらリラックスして治療、メインテナンスを受けて頂きたいです。ブログを見ました!と言って下さればぜひそちらのチェアへご案内しますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は『根面う蝕』についての話をさせて頂きます。

根面う蝕とは歯の根元にできる虫歯の事で、年齢を重ねるにつれ増加します。

皆さんは以前よりも歯が長くなったと感じたことはありませんか?

歯周病や加齢、過度なブラッシング圧などで歯肉の退縮が起こると、

歯の根っこ(根面)が露出します。見た目も気になりますが、それ以上に問題なのが

この根っこ(根面)の部分はとても虫歯になりやすく、進行が止まりにくいという事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯の構造はエナメル質と象牙質の大きく二つに分けられます。

エナメル質の組織は無機質が95%、有機質と水分が5%でとても硬い材質です。

根面の象牙質は無機質69%、残りの31%は有機質(有機質のほとんどはコラーゲン)で硬さはエナメル質に比べて4分の1未満と言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エナメル質はハイドロキシアパタイトの結晶で、象牙質はコラーゲンを足場にしてハイドロキシアパタイトの結晶がくっついています。この構造の違いにより象牙質はエナメル質に比べて酸に弱く溶けやすいのが特徴です。

 

通常お口の中のPhは6.8~7.0の中性です。

エナメル質が酸によって溶け出すのはPh5.5程度ですが、酸に弱い根面の象牙質はPh

6.0~6.8で容易に溶け出します。

そのためエナメル質が無事でも象牙質の根面だけが虫歯になってしまいます。

唾液にはエナメル質のハイドロキシアパタイトを修復する作用がありますが、象牙質のコラーゲンを修復する作用はないため虫歯がどんどん進行していきます。

これが根面は虫歯になりやすく、進行が止まりにくい理由です。

虫歯予防にはシュガーコントロールやプラークコントロールが大切ですが、根面う蝕に限って言えば歯肉を下げない事が一番の予防になります。

歯肉が下がって根面が見え始めたら、歯が危険にさらされているサインです。

今まで虫歯に縁のなかった方でも新たなリスクの発生により根面が虫歯になる可能性があります。

 

【根面う蝕を防ぐためのポイント・・・】

 ①過度な力をかけすぎないよう注意して、丁寧なブラッシングをする

 ②フッ素を有効に活用する(根面う蝕予防に特化した歯磨剤やフッ素洗口剤を使う)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③歯科医院でメインテナンスを受ける

 

根面う蝕はとても厄介な虫歯で、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、ご自宅でのセルフケアが必要不可欠です!

川原けんこう歯科医院では、皆様のお口の状態に合わせたセルフケアを提案させて頂きます。ぜひ検診、メインテナンスにお越し頂き歯科衛生士にご相談ください。

妊娠中の歯科検診の大切さ

こんにちは!歯科衛生士の野田です。
いつもご来院いただき、ありがとうございます。

 

当院では、歯周病予防やむし歯の予防のため定期的なメンテナンスの患者様が
多くいらっしゃいます。なかには妊婦検診を受ける患者様もおいでます。

 

妊娠中の歯科健診は実はとっても大切な事です!
それではなぜ大切なのでしょうか?

 

妊娠中は「エストロゲン」、「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンの関係で
口内環境が変化し、歯や歯ぐき(歯肉)のトラブルが起こりやすくなっています。
このことを妊娠性歯肉炎または妊娠性歯周炎と言います。
妊娠性歯肉炎は、歯ぐきの腫れと歯ぐきからの出血が主な症状ですが、
妊娠中の歯周病はただ歯ぐきが腫れて出血するだけではありません。

妊娠中の歯周病は、早産や未熟児の原因になる可能性があると言われています。

 

通常、出産が近くなると、「プロスタグランジン」という物質が子宮で分泌されることにより、分娩が始まります。
しかし、歯周病により歯ぐきに炎症が広がると、それを抑えようとプロスタグランジンが作られてしまうため、

 

分娩時と同じように子宮の収縮が促され、早産が引き起こされてしまいます。

また、お母さんが歯周病である場合、通常の出産よりも2500グラム未満の低体重児の割合が

多いという調査結果が報告されています。お腹の赤ちゃんが正常な発育のためにも、

歯周病にならないように対策を行う必要があります。

 

妊娠中に歯周病になりやすい理由は、つわりによって歯磨きの回数が減ったり
十分にできないことで、磨き残しのプラークが増え、歯ぐきに炎症をおこします。

 

妊娠性歯肉炎の主な症状は、

 

・ 色が赤くなっている
・ ぶよぶよと腫れている
・ 歯と歯の間にある歯ぐきが、丸く厚みを持ってふくらんでいる
・ 歯をみがいた時に出血しやすい

 

4つの項目のうち1つでも当てはまると、歯肉炎になっている可能性が高いです。
ご自分でもチェックしてみて下さい。

 

歯肉炎や歯周病にならないために、

 

・体調のいいときに歯をしっかり磨く(セルフケア)

 

・歯医者で健診、クリーニングを受ける(プロフェッショナルケルケア)

 

この2つがとても大事です。妊娠中の健診やクリーニングは全週いつでも可能です。

 

ただ、妊娠中のつわりや体調は個人差がありますので、担当の産科の主治医に
必ず相談し、無理はせず、お身体を優先し、お大事になさってください。

ご予約時や来院された際は、必ず妊娠中ということ、産科の主治医から注意事項があることなど

スタッフにお伝え、母子手帳をお持ちください。

 

おなかの赤ちゃんとのご来院お待ちしております♪

 

デンタルフロスや歯間ブラシ使っていますか?

こんにちは

歯科衛生士の平田です。

 

みなさんは毎日の歯磨きでどのようなものを使用していますか?

今回はデンタルフロスと歯間ブラシについてのお話をさせていただきます。

 

歯科医院やドラックストアでデンタルフロスや歯間ブラシなどの

歯間清掃用具を見かけたことがある方は多いと思います。

ですが、実際どうやって使うかわからない、使い方は知っているけど継続して使うのはちょっと…

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この歯間清掃用具とは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間のプラークを除去するために使用する用具で、

デンタルフロスや歯間ブラシがあります。

 

では、実際に歯ブラシと歯間清掃用具を併用することでどのくらいプラークが除去できるのかというと

歯と歯の間のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができませんが、

歯ブラシとデンタルフロスを併用することで79%、歯ブラシと歯間ブラシの併用で84%のプラークを除去することができます。

 

デンタルフロスと歯間ブラシの使い方

歯と歯の間のすき間の大きさに合わせて、使いやすいものを使用しましょう。

歯と歯にすき間がない箇所にはフロスを、すき間が開いている箇所には歯間ブラシが適しています。

 

デンタルフロスの種類

ホルダー型 持ち手があるので初心者の方や、お子様にも使いやすい

糸巻き型 必要な長さを使用でき経済的、持ち運びやすい

 

デンタルフロスの使い方

1.歯面に沿わせて、のこぎりをひくように内外に動かしながら歯と歯が接触している部分を通過するまで少しずつ入れます。

勢いでグッと入れないように。

★取り出すときも同じようにのこぎりをひくように動かしながら行いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.歯と歯が接触している部分を通過したら、内外に横方向にこすりながら操作します。

★歯の両側面をきれいにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.歯の側面に当てて、3回ほど上下に動かします。反対側の歯も同様に行います。

★歯肉を傷つけないように注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホルダー型は繰り返し使用できます。糸の部分が細くなったら交換してください。

巻き型は毎回新しいものを使用してください。

デンタルフロスを使っていて、いつも同じ場所で引っかかったり、切れてしまうという場合は詰めものや、

かぶせものに不具合があり、虫歯になっている可能性があります。

また、デンタルフロスを使うと歯肉から血が出る場合は歯周病の疑いがあります。

 

 

歯間ブラシの種類

ナイロンタイプ プラーク除去力が高い(様々なサイズがある)

ゴムタイプ 初心者の方も使いやすい

 

歯間ブラシの使い方

歯肉の上を滑らせるように出口に向かってまっすぐに入れて、2~3回往復してプラークを取り除きます。

★内側と外側の両方向から使うとより効果的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下図の赤丸3点に沿わせて、数回磨きます。

★真ん中を通すだけではきれいになりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯間ブラシの選び方

歯間ブラシのサイズは、細すぎるとプラークが残り、太すぎると歯肉を傷つけてしまいます。

スッと抵抗なく挿入でき、動かした時にきつく感じないものを選びましょう。

初めて使うときは小さいサイズから試しましょう。小さいサイズでも入らない場合はデンタルフロスで清掃しましょう。

歯間ブラシの毛先が減ってきたり、ワイヤーが折れたら交換してください。

 

デンタルフロスや歯間ブラシは、誤った使い方をすると歯肉や歯を傷つけてしまいます。

これから使い始める方は、ぜひご相談ください。お口の状態に合ったもの指導させていただきます。

すでに使用している方で自分の使い方に不安のある方はチェックしてもらうのもおすすめです。

毎日のケアで歯周病や虫歯の予防をして、お口の健康維持を目指しましょう。

 

 

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