ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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デンタルフロスや歯間ブラシ使っていますか?

こんにちは

歯科衛生士の平田です。

 

みなさんは毎日の歯磨きでどのようなものを使用していますか?

今回はデンタルフロスと歯間ブラシについてのお話をさせていただきます。

 

歯科医院やドラックストアでデンタルフロスや歯間ブラシなどの

歯間清掃用具を見かけたことがある方は多いと思います。

ですが、実際どうやって使うかわからない、使い方は知っているけど継続して使うのはちょっと…

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この歯間清掃用具とは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間のプラークを除去するために使用する用具で、

デンタルフロスや歯間ブラシがあります。

 

では、実際に歯ブラシと歯間清掃用具を併用することでどのくらいプラークが除去できるのかというと

歯と歯の間のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができませんが、

歯ブラシとデンタルフロスを併用することで79%、歯ブラシと歯間ブラシの併用で84%のプラークを除去することができます。

 

デンタルフロスと歯間ブラシの使い方

歯と歯の間のすき間の大きさに合わせて、使いやすいものを使用しましょう。

歯と歯にすき間がない箇所にはフロスを、すき間が開いている箇所には歯間ブラシが適しています。

 

デンタルフロスの種類

ホルダー型 持ち手があるので初心者の方や、お子様にも使いやすい

糸巻き型 必要な長さを使用でき経済的、持ち運びやすい

 

デンタルフロスの使い方

1.歯面に沿わせて、のこぎりをひくように内外に動かしながら歯と歯が接触している部分を通過するまで少しずつ入れます。

勢いでグッと入れないように。

★取り出すときも同じようにのこぎりをひくように動かしながら行いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.歯と歯が接触している部分を通過したら、内外に横方向にこすりながら操作します。

★歯の両側面をきれいにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.歯の側面に当てて、3回ほど上下に動かします。反対側の歯も同様に行います。

★歯肉を傷つけないように注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホルダー型は繰り返し使用できます。糸の部分が細くなったら交換してください。

巻き型は毎回新しいものを使用してください。

デンタルフロスを使っていて、いつも同じ場所で引っかかったり、切れてしまうという場合は詰めものや、

かぶせものに不具合があり、虫歯になっている可能性があります。

また、デンタルフロスを使うと歯肉から血が出る場合は歯周病の疑いがあります。

 

 

歯間ブラシの種類

ナイロンタイプ プラーク除去力が高い(様々なサイズがある)

ゴムタイプ 初心者の方も使いやすい

 

歯間ブラシの使い方

歯肉の上を滑らせるように出口に向かってまっすぐに入れて、2~3回往復してプラークを取り除きます。

★内側と外側の両方向から使うとより効果的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下図の赤丸3点に沿わせて、数回磨きます。

★真ん中を通すだけではきれいになりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯間ブラシの選び方

歯間ブラシのサイズは、細すぎるとプラークが残り、太すぎると歯肉を傷つけてしまいます。

スッと抵抗なく挿入でき、動かした時にきつく感じないものを選びましょう。

初めて使うときは小さいサイズから試しましょう。小さいサイズでも入らない場合はデンタルフロスで清掃しましょう。

歯間ブラシの毛先が減ってきたり、ワイヤーが折れたら交換してください。

 

デンタルフロスや歯間ブラシは、誤った使い方をすると歯肉や歯を傷つけてしまいます。

これから使い始める方は、ぜひご相談ください。お口の状態に合ったもの指導させていただきます。

すでに使用している方で自分の使い方に不安のある方はチェックしてもらうのもおすすめです。

毎日のケアで歯周病や虫歯の予防をして、お口の健康維持を目指しましょう。