ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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インプラントを入れた後のメンテナンスと、お手入れ方法 ~長持ちさせるための毎日のケア~

 

 

 

 

みなさんこんにちは。

石川県 金沢市 寺町にある歯医者、川原けんこう歯科医院の院長 川原 賢功です。

今年の梅雨は時々晴れ間があり、蒸した猛暑ではありますが、太陽が見えるとやはり気分が晴れますね。

 

さて、今日はインプラント治療を終えた方や、これからインプラント治療を悩んでいる方に、インプラントを入れ終わった後の、毎日のお手入れについてお話します。

前回、インプラントは入れて終わりではありませんよ、とお話していたので、その続きの、長持ちさせるための重要なポイントをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

インプラント治療が終わり、「これでやっと噛めるようになった!」と安心される方も多いと思います。

しかし、インプラントは入れて終わりではありません。

毎日のお手入れと、定期的なメンテナンスがとても重要になります。

 

インプラントをできるだけ長く、快適に使い続けるためのメンテナンスとお手入れのポイントをご紹介しますね。

 

 

目次

1.インプラントも歯周病になる?

2.毎日のホームケアが命!

3.歯科医院での定期的なメンテナンスか不可欠!

4.メンテナンスを怠るとどうなる?

5.インプラントを長く使い続ける

 

 

 

 

1.インプラントも歯周病になる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラントはむし歯にはなりません。

しかし、「インプラント周囲炎」という病気になることがあります。

これは天然歯でいう「歯周病」に似た病気で、歯ぐきが腫れたり、最悪の場合インプラントが抜けてしまうこともある怖い病気です。

 

インプラント周囲炎の原因はプラーク(歯垢)の中の細菌です。

つまり、自分の毎日の正しい歯磨きと、歯科医院での定期的なメンテナンスによって、しっかり予防できるものです。

 

インプラント周囲炎をご存じですか?

 

 

 

 

2.毎日のホームケアが命!

1)歯ブラシの選び方と使い方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラントの周囲は天然歯よりも汚れが溜まりやすい造りになっています。

特に、歯と歯ぐきの境目や、被せものの根本の部分に汚れが残りやすいので、次のようなブラッシングが重要です!

・毛先が細い歯ブラシを使う

・小刻みに動かして、歯ぐきとの境目を丁寧に磨く

・強くこすりすぎないように注意する(歯ぐきに傷がつきます)

 

2)歯間ブラシやデンタルフロスを使う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯ブラシだけでは落としきれない汚れを除去するためには、歯間ブラシやデンタルフロスが効果的です。

インプラントの形状に合わせて、歯科医院でサイズや使い方を確認しましょう。

 

 

 

デンタルフロスや歯間ブラシを使っていますか?

 

 

 

 

 

3)タフトブラシ(部分磨き用歯ブラシ)

インプラントの根本や、奥歯の裏側など、細かい部分を磨くのにぷったりのブラシです。

地位様ヘッドで、普通の歯ブラシでは、届きにくい場所も清掃できます。

 

3.歯科医院での定期的なメンテナンスが不可欠!

毎日のホームケアに加えて、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングは欠かせません。

これを怠ってしまうと、せっかく入れたインプラントが短期間でだめになってしまうこともあります。

 

1)メンテナンスはどれくらいの頻度?

一般的には3ヶ月から6ヶ月に1回のペースで定期健診を受けることが望ましいです。

ただし、喫煙をしている方や糖尿病のコントロールができていない方、歯周病の既往歴がある方などは、より短いスパン(2ヶ月から3ヶ月)での管理が必要になってきます。

 

2)メンテナンスで何をするの?

・インプラント周囲の歯ぐきの状態をチェックします。

出血や膿がでていないか、腫れがないかなど、いつもと違う所見がないかチェックしています。

インプラント周囲炎にならないために、少しでも炎症のサインを見逃さないように私たちも最新の注意を払ってメンテナンスしています。

 

 

歯周病は気づかない間に進行します

 

 

3)プラークや歯石の除去(インプラント専用の器具を使います)

インプラントはとても繊細なので、天然歯のメンテナンスに使う器具とは違うものをしようします。

インプラントにも使用可能とされている器具しか、インプラントのおそうじには使用しません。

 

4)噛み合わせの確認と調整

インプラントは強い力がかかり続けると、炎症が起きてきたり、支えている骨を失う原因にもなるので、きちんと全体がバランスよく噛めているかチェックしています。

 

5)セラミックの破損や、インプラントのネジの緩みがないか確認

セラミックが欠けてしまった場合は、一度セラミックと取り外して、作り直しが必要になってきます。

またインプラントネジが緩んでいる場合は、その場で締め直しができますので、ご安心ください。

 

6)ホームケアのアドバイス

インプラントを長く自分の歯と同じように噛んで、もたせていくためには、ご自身のお家でのケアが必須になります。

どうすればきれいに磨けるのか、使う器具ややり方などを一緒に相談しながらお伝えいたします。

 

4.メンテナンスを怠るとどうなる?

インプラント周囲炎が進行し、インプラントがぐらついたり、最悪の場合抜けてしまうこともあります。

噛み合わせのズレからセラミックが欠けたり割れたりする可能性もありますね。

そして、「痛みが出てきたら歯医者さんへいけばいいか」と思われている方、痛みや腫れが出てからでは、治療が大掛かりになる可能性もありますので、ぜひ何もない時に、歯科医院のメンテナンスを受けて下さいね。

 

 

4.長持ちさせるための生活習慣

インプラントを良好な状態で長く使い続けるためには、日常生活でも気をつけるポイントがあります。

 

1)喫煙について

喫煙は血流を悪くして、歯ぐきの治りも悪くなります。

インプラントの炎症のサインも出にくくなってしまい、自覚症状が出るころには、手遅れになる場合もあります。

 

 

 

 

タバコについて

 

 

2)歯ぎしりやくいしばり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

就寝中の歯ぎしりは、インプラントに大きな負担をかけますが、無意識の行為なので、自分で止めることはできませんよね。

心当たりのある方は、ナイトガード(マウスピース)を使用して歯を守ることもできるので、歯科医師へご相談ください。

 

3)バランスのよい食事

栄養不足は免疫力低下につながり、歯ぐきの健康にも悪影響です。

ビタミンやミネラル、タンパク質などをしっかり取るように心がけましょう。

 

 

5.インプラントを長く使い続ける

 

インプラントは入れて終わり、という治療ではありません。

きちんとお手入れをすれば、長く使い続けられるものです。

毎日のお手入れと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを続けていけば、10年、20年と安心して使い続けることもできる可能性があります。

 

自分の歯のように噛める喜びを、できるだけ長く感じていただけるように、今日から毎日のケアを大切にしていきましょう!

 

 

 

 

 

 

川原けんこう歯科医院 院長 川原 賢功

 

〒921-8033

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076-241-2250

 

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