入れ歯の保管方法
こんにちは。歯科医師の吉久です。
今年も残すところあとわずかになりましたね。患者様や近隣住民の皆様の温かいご支援により、今年も1年診療していくことができました。
ありがとうございました。
歯を失ったかたにとって、身近な治療の1つに【入れ歯】があります。
入れ歯は、1本だけ歯を失ったかたから全部の歯を失った方までどの歯を失った場合にも対応でき、多くの方のお役に立つ治療法です。
今回は入れ歯のお手入れについてお伝えします。
入れ歯はご自身の歯とは違い人工でできた歯になるため自分の歯と同じように汚れます。
歯垢や細菌のかたまりがつくので、きれいに保つためにはお手入れが必要です。
お手入れの基本は以下の2つです!
1つ目
歯ブラシで磨く!!
使わなくなったお家にある歯ブラシでも大丈夫です。
入れ歯を洗っている際に落とした時に誤って排水口に流したり、割れたりしないように水を張った洗面器等を下に置くと安心です!
⚠歯磨き粉を使用してしまうと研磨剤が入っているため入れ歯が傷つく原因にもなるので使用しないでくださいね。
熱いお湯も入れ歯の変形につながるので冷水またはぬるま湯で洗ってくださいね。
川原けんこう歯科にて取り扱っている入れ歯用の歯ブラシもありますのでぜひ一度使用してみてください。
『部分入れ歯の場合』
ばねの内側も磨き残しやすいので見落とさないようにしましょう!
2つ目
洗浄剤につける!!
ぬるま湯に洗浄剤を入れ、その中に入れ歯を入れます。
洗浄剤につける容器は入れ歯ケースを使用してください。
コップなど使うと入れ歯が浮いてしまったり器の大きさが大きい場合、水が多いと洗浄液が薄まったりしてしまいます。
最後によくすすいでからお口の中にいれてください。
川原けんこう歯科にて取り扱っている洗浄剤もありますのでぜひ一度使用してみてください。
毎日1と2をセットで行ってください。
次は保管方法についてです!
出先やお家でティッシュに包んで置いていたら間違って捨ててしまった!!という患者様がいらっしゃることがあります。
入れ歯を無くさないためにも専用ケースにて保管しましょう。
当院にて入れ歯を作られた患者様には無料でお渡ししています。
入れ歯は乾燥させてしまうとヒビが入ってしまったり合わなくなってしまったりとトラブルが起きることもありますので水を入れ湿らせた状態で保管しましょう。
入れ歯をよりきれいに長持ちさせ、快適に使用していただくためにもぜひ、みなさん実践してみてください。
2024年もスタッフ一同より一層精進して参りますので、来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
参考文献 2018.4月号