歯を磨きすぎていませんか?
こんにちは
歯科衛生士の浦です。
本日は歯磨きをする際の歯ブラシを歯面に当てる力についてお話していきます。
みなさん歯ブラシをした時の毛先はどうなっていますか?
強く力を入れ過ぎて広がっていませんか?
適切な歯ブラシを歯面に加える力は約100〜200g程度と言われています。
当てたときに毛先が広がらない程度が目安です。
ブラッシングを過度に行うことはオーバーブラッシングと言われていて、
過度にブラッシングを行っても必ずしもプラークが適切に除去されているわけではありません。
オーバーブラッシングの兆候としては
①全体的に白い歯肉
②歯肉退縮
歯茎が下がる
③クレフト
V字やU字型の裂け目状の歯肉
④擦過傷
力任せに磨くとできる傷
⑤フェストゥーン
歯肉がその刺激に負けまいと分厚くなり、歯肉の肥厚(フェストゥーン)
ができます。
お口の中はこの様になっていませんか??是非鏡でチェックしてみてください。
オーバーブラッシングによる歯のトラブルを起こさないためには、どのように歯を磨けばいいのでしょうか?
正しく歯磨きをするポイントを大きく分けると2つあります。
• 歯ブラシ選び
• 磨く時間
上記の2つがとても大切です。
①硬めのハブラシを使用していると、圧が良好であっても、刺激が強くなりやすいです。
ふつう〜軟らかめのハブラシを使用しましょう。
②1回のブラッシングにかける時間も大切なポイントです。1回に10分以上かける長時間のブラッシングは、テレビを観ながらなどの無意識下で行われることが多く、ブラッシング圧が強くなってしまったり、磨きやすいところを繰り返し磨くため磨き方にムラが出やすくなったりします。
ブラッシングの時間は、3〜5分程度を目安に一本ずつ意識をして磨くようにしましょう。
ついついまだ使えると思い長く使用してしまいがちですが、毛先が開いた歯ブラシと新しい歯ブラシの汚れ落ちの違いを比較すると、約4割も清掃率がダウンするそうです。今使っている歯ブラシの毛先はどうなっていますか?いつ交換しましたか?
歯ブラシの交換目安は「1か月」です!
歯茎を見てみたけど分からない、歯ブラシの圧が正しいのか不安、どんな歯ブラシがあっているか教えて欲しいなど気になる事がありましたら気軽にお尋ねください!ご来院お待ちしております。