仕上げ磨きについて
虫歯はつくりたくないけど、毎日思うように仕上げ磨きが出来ない、、、
と思っているお母さんやお父さん、多いのではないでしょうか?
今日はそんなお母さんやお父さんの仕上げ磨きが楽になるような、ちょっとしたコツや知識をお届け出来たらと思います!
・乳歯はいつ生えてくる?
乳歯は生後6か月頃に生え始めます。
歯が生え始めるこの時期は歯磨きのスタート時期です。
ただし!!この時期の赤ちゃんのお口はとても敏感です。
この時期は歯ブラシどころか、人からお口を触られること自体慣れていないので、
まずは指でお口の周りに軽く触れたり、
お口の中を覗かせてもらう事から始めてみましょう!
慣れてきたらスキンシップの延長で抱っこしながら、
まずは濡らしたガーゼを人差し指に巻き付けて前歯の表と裏側をやさしく拭いましょう。
・奥歯が生え始めたらいよいよ歯ブラシを使ってみよう!
奥歯が生えてきたら、膝上にゴロンと寝かせて、歯ブラシを使って磨いてみましょう!
その前にまずはこれをチェック!!
□仕上げ磨きする人の爪は手のひらから見て長く伸びていませんか?
(爪が長すぎるとお子さんのお口の中を傷つけてしまったり、お子さんが痛がる原因になります)
□仕上げ磨き用の小さな歯ブラシは準備できていますか?
(小さければ小さいほど奥まで歯ブラシが入れやすかったり、溝の部分の汚れも取れやすいです。)
・痛くない仕上げ磨きここがポイント!
歯ブラシはペンを持つようにして持ちます。
上の前歯を磨くときは、まず歯ブラシを持っていない方の指で唇をよかし、上の前歯付近にあるヒダに歯ブラシがあたらないよう注意しながら磨くのがポイントです!
下の前歯も同様にヒダに歯ブラシが当たらないよう指で唇をよかし、ヒダを守りながら磨きましょう!
この時ゴシゴシ強くこすりすぎないよう、やさしい力で磨くのもポイントです。
歯ブラシを動かす大きさは歯1、2本分が目安です。
(大きく動かさず、小刻みに動かしましょう。)
また、奥歯の表側を磨くときは口を閉じ気味にすると、
歯ブラシがしっかり奥まで入りキレイに磨く事ができます。
・お子さんに歯ブラシを持たせるなら?
乳歯が生え始めた時期は歯ブラシを磨くためのものと思っていただくよりは、歯ブラシは怖くないもの、痛くないものだとお子さんに認識してもらうことが大切です。
1歳前後の時期はゴムタイプのものや、持ち手がリング型になっているもの、のど尽き防止のための安全プレートのついたものがオススメです。
・虫歯になるのはだいたいココ!
1歳半までの間はミルクやジュースを哺乳ビンで飲んだ際、それらのたまり場になる前歯のまわりが虫歯の好発部位です。
歯と歯が接している所にはこの時期からフロスや糸ようじを使うことも大切です。
1歳半以降からは奥歯の噛み合わせの溝や、歯と歯の間がとても虫歯になりやすくなります。
特に前から数えて4番目と5番目の乳歯は、すぐには生え変わらず小学校5・6年生くらいまで使う大切な歯です。早いうちから虫歯にしてしまわないよう気をつけましょう。
・初めてのフロスなら柄つきがオススメ!
フロスにも指に巻き付けて使うものや、柄つきのものなど様々なタイプのものがありますが、はじめての方には柄つきタイプがオススメになってきます。
コツはのこぎりをひくように、歯肉に向かってゆっくり横にスライドさせながら入れるのがポイントです。
・歯磨き粉はいつから?使う量はどのくらい?
フッ素入りの歯磨き粉は、歯を硬く丈夫にしてくれたり、初期の虫歯を再石灰化(修復)してくれる働きがあります。
使用後は何度もうがいをしてしまいがちですが、実は大さじ一杯の水の量で5秒間ぶくぶくうがいをして吐き出すだけにとどめておいた方がよりお口の中にフッ素が残り虫歯予防に役立ちます!
・さいごに
今回の記事のなかで1つでも何か為になったり、生活のなかで取り入れてみたくなるものはありましたか?
「仕上げ磨きについてもっと深く知りたい!」
「実際にやってみたけどうまくいかない、、、」
「汚れがちゃんと取れてるか分からない、、、」
などお困り事がありましたら、ぜひ当院に1度ご来院ください。
今までは仕上げ磨きに苦労していたお母さんお父さんも、お子さんを含めて今後は楽しい時間となるように精一杯サポートさせていただきます!!