ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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金沢市寺町・川原けんこう歯科
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歯ぎしりについて

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 

歯科助手の加葉田です。

 


夜寝ている時の歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?

 

歯ぎしりはただうるさいだけ、ではないんです。
睡眠中の歯ぎしりは、歯に50~100kgを超える力がかかるといわれています。
あなたの健康な歯に、こんな影響を及ぼしているかも・・・

 

 

 

 

 

 

 

・歯がすり減る → 知覚過敏の原因に。
・歯にヒビが入る → すり減りや欠けとともに、むし歯や知覚過敏の原因に。
・力のかかる場所が傷んで、くさび状に欠ける(WSD)(左下の写真です) → 欠けたところに汚れがたまるとむし歯になりやすい。知覚過敏の原因にも。
・あごの骨が過剰な力を受けて溶ける → 歯周病の進行が加速しやすい。
・あごの骨が隆起して外骨症に。

また、歯ぎしりの強い力が治療してある歯にかかると、歯が傷むだけではなく、治療してあるところが壊れたりといったトラブルも起きやすくなります・・・

 

・被せ物が割れる、詰め物が取れる。
・被せ物と歯の間にすき間ができ、そこからむし歯になる。
・被せ物をかぶせた歯が強い力に耐えられず、割れやすくなる。

 

こわいことだらけですよね・・・
歯ぎしりによる被害をへらすには、いくつか方法があります。

 

①自己暗示や心理療法
就寝前のイメージトレーニングが有効です。「歯ぎしりをしないぞ」と自分に暗示をかける
ことで、歯ぎしりが4割減るという説もあります。

 

②習慣や癖を直す
歯ぎしりは眠りの浅いときに起きやすいので、ぐっすり眠れるように生活習慣を整えましょう。
ぬるめのお風呂にゆったりとつかったり、暑すぎず寒すぎない布団と高すぎない枕で快眠のための環境づくりを。
スマホのブルーライトは脳を興奮させ、不眠の原因に・・寝る直前までスマホをさわるのはやめましょう。

 

昼間に歯を食いしばる癖もよくありません。パソコンのキーボードを叩いている時、運転や料理中、ジムでのトレーニング中などに、
知らず知らず歯を食いしばっていませんか?
日中の生活のなかで歯と歯が触れていたり、噛みしめていることを自覚したら、スッと力を抜いてみてください。
これも夜の歯ぎしりを減らすために有効です。
お口の周りの筋肉のリラックスを心がけてみましょう。

 

③噛み合わせを修正する
マウスピースを使って力のかかり方を修正することは、歯ぎしりによる被害を防ぐ歯科治療としてもっともポピュラーです。
夜間にマウスピースを装着し、力のかかり方を修正して歯やあごを守ります。
矯正治療を受けて噛み合わせを根本的に改善することも、方法のひとつです。

 

歯ぎしりは無意識下の行動なので完全にやめるのは難しいですが、歯ぎしりの影響の抑制は可能です。
歯ぎしりに耐えて傷みかけている歯には定期メインテナンスがおすすめです。
むし歯や歯周病を防ぎながら、大切に使っていきましょう。