ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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タバコについて

こんにちは

歯科衛生士の平田です。

今年の冬は大雪も少なく、石川では珍しく晴れ間が多いので気持ちがいいですね!

 

 

タバコには紙巻タバコ、加熱式タバコ、電子タバコ、水タバコがあります。

現在では紙巻タバコから新型タバコに切り替える方も多くなっているのではないでしょうか?

 

 

加熱式タバコ

アイコス、グロー、プルームテックなど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タバコ葉を燃焼させるわけではなく、加熱させて発生するエアロゾルを吸う

 

 

 

 

電子タバコ

 

 

 

 

 

 

 

 

カートリッジに入ったリキッド(グリセロールや香料などが入った溶液)を加熱し、そのエアロゾルを吸う

 

 

 

水タバコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火皿の上で燃やしたタバコ葉の煙を水パイプという器具で水にくぐらせて吸う

 

 

ここでは主に加熱式タバコについてお話したいと思います。

禁煙を目的に使用を検討される方もいらっしゃると思いますが、加熱式タバコは禁煙の手助けになるのでしょうか?

残念ながらそうとは言えないのです。

加熱式タバコは紙巻タバコよりも吸った感じが軽いため害が少ないと感じる方もいると思います。しかし、加熱式タバコに含まれるニコチンの量は紙巻タバコとほとんど同じなので、依存性はかわりません。ニコチンには強い依存性があるだけではなく血管収縮作用があるため身体への酸素や栄養の供給が妨げられます。

 

また、加熱式タバコは紙巻タバコより害が少ないと思っている方もいらっしゃると思います。しかし、加熱式タバコ特有の化学物質が従来の紙巻タバコより非常に多く発生することがわかっています。

新型タバコには、粒子状物質のように紙巻タバコと量が変わらないものもあればプロピレングリコールやグリセロールのように重い肺炎や気管支炎を引き起こす有害物質が大幅に増えているものもあります。

 

紙巻タバコと比較して加熱式タバコの健康被害が少ないかどうかは明らかではありません。一部では急性症状として肺疾患が報告されています。

加熱式タバコから出る煙は水蒸気ではなくエアロゾルという化学物質を含んだ有害な液体の微粒子です。このエアロゾルは肉眼で見えずらいのとにおいが薄いこともあり、受動喫煙を回避しづらくなるという問題もあります。

 

ニコチンの依存性は根深いため、どうしてもやめられないという方は多いと思います。喫煙は口腔疾患のリスク、全身の健康のリスクが増加します。また、不特定多数の受動喫煙のリスクも増加させます。

現在喫煙されている方はご自身の健康について今一度見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

参考文献 niko 2023年8月号

 

 
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