歯磨きのタイミングについて
こんにちは。歯科衛生士の前田です。
毎日頑張ってお口のケアをしているのに、いまいち効果が実感できない
もったいないオーラルケアをしていませんか?
それは歯ブラシや歯磨き粉などのオーラルケアグッズの機能を十分に引き出せていないのかもしれません😮
ご飯を食べた後、すぐに歯磨きしていませんか⁉️
健康や美容のために、黒酢やグレープフルーツなどを毎日摂る人が増えています。
そうした酸性度の高い物飲食を摂ってすぐの歯磨きは、歯を傷めてしまう危険があります。
なぜならすっぱいものを飲食したあとは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなるからです。
これが習慣的に続くと酸蝕歯(さんしょくしょう)の原因になります。
その状態で歯磨きを毎日していると、やがて歯が摩耗して知覚過敏になったり、歯の内部の象牙質が露出してしまいます。
ですが、時間が経つと唾液の作用でお口のなかの酸が中和されるので、30分ほど待ってから歯磨きをしましょう🪥🦷
📍一緒にほかの食品(パンやチーズなど)も食べて、お口のなかを強い酸性に傾けないという方法もあります。
ちなみに酸性度の高い飲食物を摂っていないのであれば、食後すぐ歯を磨くことでお口の中の汚れを落とし、むし歯菌や歯周病菌が繁殖しにくい環境をつくることができ、食後時間を空けずに歯磨きすることが推奨されています💡
『健康で長生き』のカギはお口の健康にあります。
適切なタイミング、正しい歯磨きの仕方でお口の健康を守りましょう。
(nico 2021.4参照)