ブログ|金沢市寺町の歯科・歯医者|川原けんこう歯科

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インプラント治療で気を付けること

こんにちは。歯科医師の吉久です。

前回や前々回のブログでインプラント治療の流れや費用、インプラントオーバーデンチャーのお話をしてきました。

今回はインプラントをするにあたって注意することをお伝えします。

 

【持病とお薬】

歯医者さんに行くと、持病やお薬について問診表に記入したり、担当の先生やスタッフの方に『治療中の病気や飲んでいるお薬はありませんか?』と聞かれたことはないですか?

病気やお薬によっては、知らないまま進めてしまうと治療後の治りが悪かったり痛みや腫れが続いたりなど影響が出ることがあります。

治療前には必ずお伝えするようお願いします。

 

【タバコ】

喫煙もインプラント治療の予後を悪くしてしまう可能性があります。

ニコチンには血管収縮作用があり、歯茎の血管を収縮させることで血流量を減少させてしまいます。

歯茎に酸素や栄養が十分に行きわたらず、細胞の修復機能が落ちてしまいます。

そのため、インプラントを支えるための骨の治りが悪くなり、インプラントがしっかり骨に固定されにくいことが起きることもあります。

インプラント治療を検討されている方は、これを機に禁煙を考えてみてはいかがでしょうか?

 

【治療後のトラブル】

インプラント治療後に起こりうるトラブルは大きく分けて3つあります。

 

1.インプラント周囲組織が感染

 

みなさん、インプラント治療したら虫歯や歯周病はならない!と思っていませんか?

インプラントは人工物になりますので虫歯にはなりません。

しかし、歯周病と同じような状態に起こりうることがあります!

【インプラント周囲粘膜炎】

インプラント周囲の歯肉が赤くなってきたり、場合によっては歯磨きすると血がでてくるなど歯肉炎のような状態です。

 

【インプラント周囲炎】

インプラント周囲粘膜炎が進行してしまった場合に、インプラントを支えている骨にまで感染が広がってしまうと周りの骨が溶けていってしまいます。

インプラント周囲組織は、自分の歯と比べ感染に対して弱い構造をしているため、歯周病の何倍も速く悪化してしまいます。

通常、慢性的に進んでいくため、痛みが出たり、腫れたりなど自覚症状がなく気づいたときにはかなり進行していることが多いです。

最悪の場合、インプラントが抜けてしまうか撤去が必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラント周囲粘膜炎をメンテナンス中に早期に発見し炎症を消退させることが重要です。

日ごろからご自身による歯磨き・歯間ブラシ・フロスを用いたセルフケアはもちろん定期的な歯科医院でのメンテナンスが鍵になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.上部構造の破損

歯ぎしりや食いしばりがある方など過大な咬む力が加わったりすると被せ物のセラミックスが割れたり欠けたりすることがあります。

 

 

3.スクリューの緩み

歯ぎしりや食いしばりがある方など過大な噛む力が持続的に加わるとスクリューが緩み、被せ物(上部構造)が動揺してきたり脱離がおきます。

 

※スクリュー:骨に埋まっている人工の根と被せ物を固定しているネジ

 

 

2.3に関しては、歯ぎしりや食いしばりをしてないかのセルフチェックや夜間時のマウスピースの使用、歯医者さんで定期的に咬み合わせが問題ないか確認してもらいましょう。

 

 

インプラントを検討されている方がいましたら、メリットやデメリット、適応かどうかなど詳しく説明させていただきますのでお気軽にお尋ねください!!

 

 

参考文献 nico 2021.9月号 nico 2022.6月号

「歯科衛生士ベーシックスタンダード インプラント」 医歯薬出版株式会社 2019