小児の歯並びについて
こんにちは 歯科衛生士の白藤です。
いよいよ肌寒くなってきましたね。
体調を崩しやすい季節となりますが、
秋の美味しい食材を摂り免疫をつけていきましょう!
今回は子どもの歯並びについてお話をします。
お子さんの歯並びを気にされたことはありますか?
実は現在5歳以上の4人中3人に歯列不正または顎の成長不足が見られると
言われています。
ですからお子さんに歯並びの問題があることは全く珍しいことでは
ありません。
では歯並びがわるくなる原因はいったいどこにあるのでしょうか。
遺伝?それとも他に原因がある?
もちろん歯列不正の原因には遺伝もあります。
ですが実際遺伝的要素は5~20%程度と言われています。
あとの80~95%は他の原因があるということです。
こんな様子、お子さんに見られませんか?
口呼吸(お口ぽかん)
テレビを見ているとき、ゲームをしているとき、宿題をしているとき、
お子さんのお口はあいていませんか?
唇と唇の隙間がすこしでも空いているとそれは
お口で呼吸している可能性が高いです。
逆嚥下(間違った飲み込みのしかた)
お子さんがごっくんと唾を飲み込むとき、食べ物を飲み込むときの様子に
注目してみましょう。
お口の周りの筋肉が動いていたり、飲み込みと同時に頭が動いたり、瞬きをしたり。
そんな様子がみられた場合、間違った飲み込みをしている可能性が高いです。
この2つは主に顎の劣成長につながります。
これらがみられる場合お子さんの舌の位置は低くなっていることがほとんどです。
舌の位置が低いということは大きな問題であり、上顎の成長不足を引き起こします。
舌の本来の位置は上顎についている状態が正しいです。
舌が上にある状態のおかげで成長期にともなって上顎も広くなります。
大人の歯が生えるとき、乳歯よりも大きな歯が生えてくるため、
こどもの上顎サイズのままだと大人の歯は入りきりません。
そうすると、ガタガタした歯並び、出っ歯な歯並びとなります。
上顎が大きくなれば大人の歯が生えてくるスペースがしっかり確保されるのです。
では歯並びがわるくならない様に気を付けられることはあるのでしょうか?
いくつか気を付けるポイントがあるためご紹介します。
- 指しゃぶり
- 爪・唇をかむ癖
- 口呼吸
- 舌を前に突出させる癖
- 頬杖
- 横向き寝、うつぶせ寝
これらは歯列不正の後天的な原因となるので
しない方がいいよ、とお子さんにぜひ教えてあげてください。
また、柔らかい食事ばかり食べ、硬いものを噛まないことも顎の成長不足に
繋がるため、歯ごたえのある食事を意識しましょう。
このようにお家で気を付けられることがいくつかありますが
癖のついた、口呼吸・逆嚥下・下がった舌の位置というのは
自然には治りません。
もちろんご家庭で気にしていただくことは大切ですが
それだけでお口の正しい使い方をマスターするのは
とても難しいことです。
そんなお子さんが正しくお口を使えるようになるために
わたしたち川原けんこう歯科ではお口のトレーニングをしています。
このトレーニングをアクティビティといいます。
アクティビティとマウスピースの両方の活用が重要となります。
歯列の改善・正しいお口の使い方ができるようになり、
歯列不正の根本的原因を取り除き後戻りのしない
健康的な状態へと導きます。
(アクティビティールーム)
このアクティビティは歯列改善だけでなく、お子さんのからだを
より健やかなものにしてくれます。
小児矯正の詳しいお話は無料相談を行っていますので
お子さんに、あれっ?と思う症状、歯列が見られた場合気軽に
お声掛けください♪
また、初診の方でもこどもの歯並びの無料相談でご予約承りますので
ご連絡ください。
以上、子どもの歯並びについてのお話でした♪